D.T.I.ツアーズ

たまの旅日記

2023年 01月04日

普通、飛行機って目的地に行くための移動手段だと思っていませんか?「飛行機に乗るのを目的とした旅があっても良いのでは?」というのが、カタール航空のビジネスクラス、QSuiteに搭乗した時の感想です。搭乗したのは、2022年1月、成田空港からドーハ空港乗り換えでモルディブの首都マーレまで。モルディブに行くのにドーハ経由は遠回りに思えるかもしれませんが、長時間フライトのデメリットを考えてもQSuiteなら十分お買い得です。また、マーレの到着時間が午後なので、その日の内にリゾートへ移動できるのも魅力でした。

QSuiteの乗客はドーハ空港のビジネスクラスラウンジが24時間利用できます。ここがちょっとしたホテルの宴会会場並みのお食事のクオリティ。


寝る時は客室乗務員さんがベッドメーキングをしてくれます。スライディングドアを閉めれば完全個室なので、無料で提供されるパジャマに着替えて眠れます。


ドーハからマーレの機内で出された機内食の朝食。中東系の航空会社のお食事って知らないお料理や味付けで結構新鮮です。

猫のたまにとって長時間フライトの過ごし方は至って簡単。寝て過ごします。その際に重要なのはやはりシートの快適さ。 QSuiteのビジネスクラスは、おそらく、ファーストクラス並みの居住性の高さだと思いました(ファーストクラス乗ったことないけど)。スライディングドアが付いていてプライベート空間が確保されるのは勿論の事、カップルや家族用に仕切りを調節することができるのです。例えば、4席組み合わせて会議用のテーブルを作ったり、家族用のダイニングテーブルにしたり。また、寝る時は、2席組み合わせてダブルベッドを作ったりすることもできます。これを、優しいけど忍者のような客室乗務員さんが、パタパタパタっと作ってくれるのです。猫のたまは、アラブの王様気分でモルディブまでの長時間フライトも全く疲れなしでした(逆に元気回復)。

パタパタとパティションを調節してQSuiteを会議仕様に変身。

ワールドカップで一躍有名になった中東の国カタールは、天然ガスの輸出で潤う豊かな国です。ドーハ空港着陸前に機上から見たドーハ市内はエネルギッシュな躍動感に溢れていました。カタール航空はヨーロッパだけでも46都市に就航していて、日本から直行便がない都市に行く場合、実はドーハ乗り換えでいった方が、アクセスが良かったりします。時期にもよりますが、日系や欧州系航空会社のビジネスクラス運賃よりお得な事が多いので、欧州へのビジネス客や家族で移動する転勤族などにもよく利用されています。長距離乗っても疲れない、いや、むしろ、疲れが取れるカタール航空のQSuite、また、思う存分寝てみたい、と思いました。

たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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