こんにちは、猫のたまです。
今月は、海外旅行トラブル編をお届けします。漸く、海外旅行の本格的な往来も増え、今年こそはと、夏休みや秋休みに海外旅行計画を立てていらっしゃる方も多いのではないかと思います。コロナ前、猫のたまは、多い時で大体、年10回くらいは海外出張をしていました。そんな生活を30年あまり続けていたので、今までの海外渡航回数は多い方だと思います。そんな中、今まで猫のたまが遭遇した海外旅行トラブルについて書きたいと思います。
海外旅行に関する不安要因の一つに「治安」があります。安全な日本に比べればどこの国も危険度は高いとは思いますが、ビクビクしながら旅行するのはつまらないですよね。ただし、海外に行ったら、「目と手を離した荷物は他人のもの」と思ってください。仕事柄、何人もの、所謂、旅行のプロの方々が被害に遭うのを見てきました。
一度は、ヨーロッパの空港のチェックインカウンター前で、足に挟んだ鞄をサッと持っていかれました。この方は、航空会社勤務の方でしたが、全然、気が付かなかったそうです。幸い、中身はたいしたものが入っていなかったのですが、本人はとてもショックを受けていました。
また、会社の元同僚も置引きの被害に遭いました。しかも、割と田舎のホテルでチェックアウトをしている最中、同行者数人が座っていたロビーのソファに鞄を置いてフロントに行ったら、いつの間に鞄がなくなっていたそうです。本人はともかく同行者も全く気が付かなかったそうです。鞄の中にはお財布やパスポートまで入っていました。パスポートの盗難は後の処理がとても手続が大変で、警察に行って盗難証明書を発行してもらい、また、お財布の中に運転免許証も入っていたため、身分証明書がなく、日本の家族に連絡して戸籍謄本を取得してもらいコピーをメールで送ってもらったりして、やっと「帰国のための渡航書」というものを日本大使館で発行してもらいます。もう、これだけで数日かかります。この渡航書は、帰国するためだけの書類で、帰国した時点で無効となります。
空港やホテルロビー、駅など不特定多数の人が集まる公共の場は、例え、大都市でなくても気をつけるべきです。また、一人でいる時より、数人でいる時の方が、安全バイアスに陥りやすく、被害に遭いやすいように思います
猫のたまは、パスポートは必ずポシェットに入れて肌身離さず持っています。少なくともお財布などが入ったバッグと別にしておけば、被害を最小限に抑えることができますよね。
(写真は全てイメージです)
たまの教訓
1)「目と手を離した荷物は他人のもの」
2)団体行動の時こそ周囲に気をつける