今回のハワイ旅で利用した、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのグランド・ワイキキアン。ヒルトンバケーションクラブの会員制リゾートで、日本人の会員も数万人いるそうです。これをリーズナブルと見るのか高いと見るのかは、その方の経済状況に依ると思いますが、ホテル料金や別荘用コンドミニアムの維持管理費などが高騰するハワイでは、この会員制タイムシェアは普通のアメリカ人の一般的な休暇の滞在先の選択肢となっているとか。
確かに、家族用の2ベッドルームやカップル用のスタジオタイプなど多様なお部屋タイプが選べるのも人気の理由かもしれません。なんといっても、このご時世、キッチンが付いているのが一番のメリットかもですね。日本人が海外旅行のリピーターになるにつれ、「暮らすように旅する」という言葉が一つのキーワードになっています。最近は観光地巡りをするより地元のスーパーマケットをウロウロする日本人旅行者も多いですよね。
我々が滞在した1ベッドルームのコンドミニアムは、キッチン、広いリビングルームにパーシャルオーシャンビューのベランダが付いていて、なかなか快適な滞在ができました。アラモアナショッピングセンターにある大型スーパーまでは徒歩で約20分と、熟年(猫)夫婦にとってはちょうど良い運動量です。朝食と昼食は全食、日本から持ち込んだ食材やスーパーで購入した生鮮食料品などでお部屋食。なぜなら、連日のニュースでも話題になっている物価高とドル高で、何もかも、特に外食が高いのです。しかもハワイは島ですから輸送コストがかかりアメリカ本土に比べても高いです。例えば、トマトが一個3.50ドルでした。とは言いつつも、外食よりははるかに安いので、結局、滞在中、夕食を外で2回食べた他は、ずっとお部屋食でした。
滞在中、日本人の旅行者も割と見かけましたが、やはり、多かったのはアメリカ本土からの観光客。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは大型のコンドミニアムが7棟も建っている大型施設ではありますが、その規模の割にはプールやレストランの数が全く足りていませんでした。どこも大混雑で、特にビレッジ内に数箇所あるプールはどこもチェアが全く空いていませんでした。広いビーチがあるからそちらにどうぞ、ということなのでしょうか。びっくりしたのは、ビーチチェアやパラソルが全て有料で、しかも、セットで借りると150ドル位するのに、みんな、どんどん借りているのです。結局、我々はビーチタオルを芝生の上に敷いて凌ぎましたが、油断して日焼け止めを塗り忘れた足の下半分が真っ赤に…..。ハワイの灼熱の太陽を甘く見ていました。