
こんにちは、猫のたまです。
バルト三国通のN兄さんに教えてもらった穴場スポットが、ラトビアのリガトネ郊外にある旧ソ連の秘密基地「リガトネバンカー」です。


地下10メートルに建設された旧ソ連軍の秘密基地は、万が一核戦争が勃発した場合に、軍幹部の避難先として建設されたものです。結核患者のためのサナトリウムの地下に作られたのですが、30年間、付近の住民やサナトリウムで働くスタッフも、全く気が付かなかったほどうまく作られていた(隠されていた)そうです。
旧ソ連軍と政府上層部300人が半年間生活できる施設として冷戦時代に作られたそうですが、首都から避難するには距離が離れていたり、また、トイレの数が足りなかったりと、実際に運用するには無理があったらしいです。
今では一般公開されているこの施設では、モスクワのクレムリンと通信できる司令室、典型的なソビエト時代のメニューを提供する食堂、自家発電施設などを見学することができます。当時の家具や小物なども全て残っていて時代を感じさせます。


しかし、こういう施設を撤去しようと思わず、きちんと残して後世に伝えようとするところがヨーロッパの偉いところだと思います。しかもちゃんとエスプリを効かして。


面白いのは、併設するカフェでは、スープ、フルーツドリンクのシチュウ、ライ麦パンがセットになった「コルホーズコンボ」があったり、ショップでは、ガスマスクが売られていたりと、リアリティにこだわっているところ。
そして、もっとリアルに体験したい人におすすめなのが「オブジェクトX」。参加者は、祖国を大惨事から救うという使命を帯びた秘密諜報員の役割を果たすというリアリティーゲームです。猫のたまは、子供の頃、スパイになりたかったんだよー。N兄さん〜、こんな素敵な隠れスポット教えてくれてありがとう〜。絶対行くよ〜。
たまのプロフィール
船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。








