こんにちは、猫のたまです。
今月は、ベルギーフランダース地方を巡る花の旅をお届けします。
春のオランダベルギーへのツアーでは、オランダのチューリップ畑やキューケンホフ公園などが花のハイライトとしてよく取り上げられていますが、ベルギーでもこの時期、おすすめのお花スポットがあります。その名も「ハルの森」。
猫のたまは、長らく、ハルの森を「春の森」と勘違いしていたのですが、現地語表記でHallerbos(bosは森の意味)という名称なのです。実際、春に開花するブルーベルという花が有名な森なのでややこしいですよね。
ハルの森の起源は686年まで遡ることができるそうで、その後、この辺りを治めていた教会や貴族により大切に保存されてきたこの森は、現在、地方政府が管轄する森林公園になっています。四季折々の自然が楽しめる公園ですが、やはり、ブルーベルが咲きく春の季節になると多くの人々で賑わいます。
ブルーベルの和名は「ツリガネスイセン」。その名の通り、水仙を逆さに吊り下げたような形をした、愛らしい小さな花です。毎春の開花時期はその年の気象条件によって異なりますが、大体、4月中旬から下旬にかけて満開を迎えます。1年の内のたった2週間ほどですが、もし、この時期にベルギーにいるんだったら、是非、訪れたいスポットのひとつです。
ブリュッセルから電車とバスを乗り継いで1時間半ほどかかりますが、ブルーの絨毯に敷き詰められた森は一見の価値ありです。ブルーベルの開花状況は、ハルの森の公式サイトで逐次確認できます。
All photos thanks to: ©️Hiroki Horie