こんにちは、猫のたまです。
今月は、2023年10月に行ったベルギーワロン地方への旅の記事をお届けします。
ワロン地方で最後に訪れたのはデルビュイ。ウルト川沿いの森と渓谷に囲まれた小さな町です。ヨーロッパの隠れたリゾート地として、近隣のドイツやオランダなどからも多くの観光客が訪れます。
石造りの家と石畳の街並みは、古いところでは15世紀まで遡ることができるそうで、中世にタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。町の中心をウルト川が流れ、断崖にはウルスラ城が聳え立っています。このお城は今でも年老いた公爵夫人とその息子の居城となっているそうです。夕方、お城の前を散歩していると、犬の散歩をしていた城主の息子を見かけました。
アクセスのしづらさもあって中世から取り残されたような町には、観光以外に主な産業はなく、夏のハイシーズンには観光客で溢れかえるそうです。そんな喧騒を想像しながら散策するとあっという間に散策終了。町の面積は猫のたまにはちょうど良いサイズの、たったの2ヘクタール。そんな小さな町ですが、多くのグルメレストランが軒を連ねています。
このデルビュイ、近年、ヨーロッパの高級リゾートの地位を目指し、町のお化粧直しや活性化を行なっているそうですよ。目標は「スイスのサンモリッツのような」と案内してくださったガイドさんが仰っていましたが、サンモリッツのような「高級&高額」リゾートにはならないでおくれ、と願う猫のたまなのでした。
ベルギーワロン地方には、ナミュールやリエージュのような都市もありますが、アルデンヌ山脈に点在する小さな町を訪れるのも魅力のひとつです。アクセスが悪いのでどうしてもレンタカーなどを利用することになりますが、川沿いや丘陵地帯をのんびりドライブするのも楽しいですよ。