こんにちは、猫のたまです。
今月は、オランダのクリスマスをご紹介しています。最後は、オランダ南部のクリスマス。オランダはプロテスタントの国ですが、ライン川の下に位置するブラバント州やリンブルク州は今でもカソリックの人々が多く、謝肉祭(カーニバル)をお祝いするのもオランダではこの2つの州が中心です。クリスマスは全土でお祝いしますが、やはり、南部の方が何となく華やかな感じがします。それから、オランダのクリスマスマーケットの特徴ですが、オランダはスケート大国だけあり、大きなマーケットだと、必ずと言っていいほどスケートリンクがあります。貸しスケート靴もありますので、オランダ人と混じって一滑りするのも楽しいですよ!
リンブルク州の州都マーストリヒトでは、11/30-12/31の約1ヶ月「マジカル・マーストリヒト」というクリスマスイベントが開催されます。フライトホフ広場には移動遊園地が設置され、週末にはイベントステージで音楽会や劇が催されます。マーストリヒトは、マース川に面したオランダ最南端の町で、ローマ時代の遺跡や中世の街並みが美しい美食の町です。ここを起点に、国境を越えてドイツのアーヘンやベルギーのリエージュなどのクリスマスマーケット巡りをしてみるのも楽しいですね。
マーストリヒト郊外のファルケンブルクには、ユニークな洞窟の中のクリスマスマーケットがあります。このあたりは特産のマール石の採掘用の地下洞窟が数100kmに渡りあるのですが、その洞窟の一部を使ったマーケットです。洞窟の中はいつも気温と湿度が一定なので、寒い冬でも、雨が降っていても、暖かくクリスマスマーケットが楽しめます。12/31まで開催。ファルケンブルク周辺には古城ホテルが点在していますので、ロマンチックなお城に滞在してクリスマス気分を味わうのもいいですね。
そして、クリスマスといえばクリスマスショッピング!リンブルク州には、オランダ最大のファッションアウトレットモールがルーモントという町にあります。ヨーロッパのハイブランドをはじめ186店舗のショップの多くで、12月はクリスマスセールを開催します。昨今の円安で、お財布の紐が硬い日本人ですが、旅行者は免税でお買い物ができるので、少しはお得なお買い物ができます。断捨離中の猫のたまですが、クリスマスイルミネーションに惑わされてか、この時期は物欲を抑えられなくなり、ついつい、ここで、防寒着を買ってしまうのですよ。