こんにちは、猫のたまです。
今回は、鉄道で巡る「ヨーロッパの美しい村」をお届けしています。鉄道ライターの方々との、鉄分多めの旅です。
前回、スロベニアから夜行列車でウィーン・マイトリンク駅を目指しましたが、のんびり2時間遅れで到着(お寝坊さんな夜行列車ですねぇ)。この旅では、7カ国を周遊しましたが、残念ながらオーストリアは乗り換えだけ。早々に、次の「美しい村」、ハンガリーのショプロンに移動します。
ショプロンは、オーストリアとハンガリーとの国境に近い、交通の要衝となった町で、オーストリアの影響が強く、戦争の被害を免れた美しい旧市街が残っているというのが「美しい村」に選定された理由のようです。確かに、ウィーンから僅か1時間ほどで行けてしまう気軽さで今回の旅程に入れてみましたが、事前知識はゼロ。
ハンガリーに詳しい知人に聞くと、地元産のワインとビールが有名との事。旧市街にはとても安く飲める居酒屋がたくさんありましたので、呑兵衛には堪らない町でしょう。旧市街は1、2時間あれば回れる小さな町なので、酔っ払ってもホテルに帰るのが楽ちん。有名な観光スポットは15世紀に建てられたランドマーク「火の見の塔」。夜ライトアップされた塔を見るのがお勧めです。
ショプロンで1泊した後、今度はチェコを目指したのですがが、ここでトラブル発生。全員でショプロンの駅に到着して写真を撮ろうとしたところ、参加者の一人が、「あーー!カメラ、ホテルに忘れてきた!」。その方だけ、乗ってきたタクシーを急転回させ静かなショプロンの駅をさながらF1のような速度でホテルに戻り、間抜けにロビーのテーブルに置きっぱなしだったカメラを奪取して、また、駅に猛ダッシュ。乗る予定だった列車に危機一髪で滑り込みセーフ、という事件がありました。ヨーロッパの田舎の鉄道は乗りそびれると、2、3時間待ちは当たり前なので、本当に間に合って良かった!でも、周遊旅の場合は特に、出発の際は手荷物の忘れ物にご注意を!
All Photos Thank to: ©️Hironori Shikano