こんにちは、猫のたまです。
今月は、スィーツを巡る旅のお話をお届けします。ヨーロッパのスウィーツと言えば代表的なのがチョコレート。フランスやベルギーなど、それぞれお国自慢のチョコレートがあり、自分の国のチョコレートがなんと言っても一番だと思っています。だったら、食べ比べてみよう!ということで、数年前ですが、夏休みにスイス、フランス、ベルギー、オランダへの旅を企画。それぞれの国のスィーツを堪能しました。 まず、降り立ったのはスイス。鉄道好きの猫のたまは、スイスの「チョコレートトレイン」なるものに一度、乗ってみたかったのです。ジャズフェスティバルで有名なモントルーからグリィエール地方のチョコレート工場やチーズ工場などを1日かけて巡る観光鉄道ツアーです。夏の間は毎日運行していますが、それ以外の春から秋のシーズンは週2回だけなので、よく調べて行ってくださいね。予約必須です。
モントルーの駅からチョコレート色の列車に乗って、山に向かって段々と高度を上げいくに従い、テンションも高まっていきます。車内は、ベルエポック調の落ち着いたインテリアでコーヒーやチョコレートパンのサービスもあります。途中、チーズ工場やチョコレート工場にも立ち寄り試食もできます。このチョコレート工場ですが、単なる製造過程を見せるだけではなく、体験施設のようになっていて、チョコレートの手作り体験もできます。この「メゾンカイエ」という工場は、ネスレ傘下のチョコレートとしては最高級ブランドだそうで、そのチョコレートを食べ放題試食できました(とは言え、そんなに沢山食べられるものではありませんよね….)。
チョコレートトレインの醍醐味は、なんと言っても、車窓から眺める美しいスイスの田園風景。こんな山間の村でチョコレートやチーズの産業が発達したのは、当然ですが原料となる美味しいミルクが採れたから、という工場の方の説明にも納得でした。レマン湖に面したモントルーに戻ってきたのは夕方。グリィエール地方でのびのびと草を食んでいた牛を思い浮かべなら、スイス名物のチーズフォンデュに舌鼓を打ったのでした。