こんにちは、猫のたまです。前回に引き続きオランダの花巡りです。オランダの球根栽培地帯の中心、リッセという町にあるキューケンホフ公園。一年の内、開園している期間はたったの8週間。でもその8週間余りの間が世界中から観光客が訪れる、オランダの観光のハイシーズンとなります。
キューケンホフの名前は15世紀にヤコブ・ファン・バイエルン伯爵の居城にあったキッチンガーデンから由来しています。オランダ語で、キューケンはキッチン、ホフはお庭を意味しています。このキッチンガーデンの跡地に周辺の球根栽培農家が集まり、球根花の展示会場を作ったのが始まりで、オープンは1950年。それ以来、オランダの春の観光シーズンを代表する世界的なアトラクションとなりました。
オープンの期間はたったの2ヶ月ですが、100人以上のスタッフが年間を通して手入れを行なっています。700万株の球根花が植えられていて、毎年、新しい品種も発表されています。園内は鬱蒼と茂る樹木に覆われていますので、暖かい日でもちょっと肌寒い気がしますが、球根花にとってはこれが天然の冷蔵庫。羽織るものを一枚持っていくと安心ですね。ヨーロッパの4月はお天気が不安定で雨も多いのですが、そんな日でもキューケンホフの園内には屋内パビリオンがありますので、数週間ごとに変わる屋内展示を見てまわるのもいいと思います。
キューケンホフの端っこには、観光用の風車もあります。オランダのイメージは、チューリップと風車ですが、意外にこの二つを同時に撮れる場所ってないんですよ。キューケンホフの外側に広がるチューリップ畑が咲いていれば、絶好の撮影タイミングです!
キューケンホフ公園の周辺にはお花畑が広がっていて、キューケンホフを発着するサイクリングツアーや水路を巡るボートツアーなどもありますので、お天気がよければ1日中楽しめますね。キューケンホフの園内はとにかく広いので迷子にならないように、気をつけてくださいね!