たまの旅日記で、全日空、カタール航空、エールフランス航空、と書いてきましたが、実は猫のたま、今まで一番搭乗回数が多いのは、KLMオランダ航空です。年5〜8回は搭乗していましたので、やはり一番愛着があります。毎回ビジネスクラスに乗っていた訳ではありませんが、ビジネスクラス搭乗経験が一番多いのはKLMなので、やはり、一番落ち着くのもKLM。2022年12月現在は、成田からは直行便が週2便、仁川経由便が週2便、そして、関西国際空港からは仁川経由便が週2便、アムステルダム・スキポール空港まで飛んでいます。コロナ前は最大週17便の直行便が飛んでいた日本路線なので、早く、世界情勢と需要が回復して元のアクセスの良さが戻ってくる事を切に願いたいです。
ロシアのウクライナ侵攻前は、シベリア上空を順調に飛行すれば約11時間でアムステルダムに到着していました。大体、機内で2回機内食を食べて、3回映画を観れば到着するのが、丁度良い時間配分でした。しかし、2、3時間余分にかかる迂回ルートを飛行する昨今は、うとうとする時間をなるべく長くして調節しています。
LMのビジネスクラスは洗練されたダッチデザインが魅力です。青い唐草模様が特徴の食器やカトラリーはマルセル・ワンダース氏、そして、ビジネスクラス機内のインテリアは、ヘラ・ヨンゲリウス氏というダッチデザイン界の二人の大御所が担当。特に、機内のインテリアは、コンセプトが「マイリビングルーム」というだけあり、シートや絨毯の色、カーテンの柄や照明の形など細部に至るまでこだわってデザインされていて、居心地の良さを感じます。猫のたまは、ビジネスクラスのシートに座った瞬間からフカフカの毛布で足を踏み踏みして、うとうとするのがいつもの習性でした。
客室乗務員のサービスは、押し付けがましくなく、適度に放っておいてくれるのも、ある意味ダッチカルチャーで、猫のたまには丁度良い具合です。世界一身長が高い平均身長を誇るオランダ人の乗務員が、軽々と荷物を上に上げてくれるのも見ていてうっとりします。</>
また、リピーター心をくすぐるのが、KLMビジネスクラスに搭乗すると貰える、陶器のミニチュアハウス。毎年、KLM創立記念日の10月に新しい番号が出るので、現在は103番まで出ています。コレクターズアイテムで全部集めると何か良いことがある訳ではありませんが、やはり集めてしまうのが猫の習性というもの。猫のたまは、あと、3個で全部揃う〜!というタイミングで会社を退職(涙)。残りの人(猫)生で全部、揃うかな〜?