
こんにちは、猫のたまです。
今月はハーグのおすすめ美術館をお届けします。
前回、マウリッツハウス王立美術館の事を書きましたが、そのマウリッツハウスから道路を渡って目と鼻の距離にあるのが、エッシャー美術館です。
英語での正式名称は、Escher in the Palace(宮殿のエッシャー)。というのも、この建物自体、オランダ王室のエマ皇太后の宮殿だったからです。20世紀初めにエマ皇太后は、ここを冬の宮殿として住んでいました。


そんな建物の歴史もさることながら、ここは、オランダの騙し絵で有名なアーティスト、M.C.エッシャーの世界最大のコレクションを有する美術館なのです。
エッシャーの幾何学的な模様、目の錯覚を利用したデザインは日本でもとても人気があります。特に理系の男子に人気があるように思えます(猫のたまの息子猫も小学生の頃から好きでした)。


エッシャーのお父さんは、明治時代に日本に水利土木技師として招聘され、淀川や桂川などの河川改良工事や新潟港などの建設に携わったそうです。日本から持ち帰った寄木作りなどで子供時代のエッシャーが遊んでいたという記録もあるそうなので、彼の作品にも影響を与えたのではないかと言われています。


ハーグの市内にはエッシャーの作品がデザインされている建物がいくつかあります。エッシャーファンなら見逃せないにゃん!

エッシャー美術館でエッシャーの世界を堪能した後は、隣の高級ホテル「デスインデス」でいただくアフターヌーンティがおすすめです。アフタヌーンティーは要予約ですが、クラシックな建物で優雅なひと時を味わえますよ!

All photos thanks to: Escher in het Paleis
たまのプロフィール
船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。