こんにちは、猫のたまです。
今月はアムステルダムからの小旅行編。今回は、アムスからリエージュへの1泊旅行です。オランダ人の女友達とのドライブ旅行で、リエージュまでは高速道路で約2時間半。久しぶりに会う友人とずっと近況を語り合っていたらあっという間に着いてしまいました。
オランダは国土の3分の1が海面下にある平坦な国ですが、南下するに従ってちょっとした丘陵地帯に入ります。マース川沿いに栄えた中世の町リエージュもそんな丘陵地帯にある坂の多い町です。
今回のホテルは、ファンデルファルク・リエージュ・セリース。19世紀の貴族の館を改装した素敵なホテルです。ファンデルファルク(Van der Valk)はオランダのホテルチェーンで、リーズナブルな料金ながら高品質なサービスと設備を提供。ビジネスタイプのホテルが殆どですが、最近、こんな歴史的な建物をリノベしたホテルも増えています。
女友達との小旅行なので、やはり雰囲気にはこだわりたいし、できればプール付きのスパがあるホテルを探しました。ここは、スパもサウナの種類も豊富で、予約してあったトリートメントで至福の時間を過ごしました。ファンデルファルクのホテルはレストランも定評があり、ここで食べたローカル料理「ブレ・ア・ラ・リエージュ(リエージュのミートボール)」はとっても美味でした。
リエージュはマース川(フランス語でミューズ川)沿いの工業都市として栄えたベルギーワロン地方の町です。猫のたまは、20年ほど前に一度行ったことがあるのですが、その時は主要産業だった鉱業も廃れていて全体的に暗い町という印象しかありませんでした。久しぶりに訪れたリエージュは街並みが綺麗になっていて、心なしか人々の表情も明るくなった気がしました。
リエージュはリエージュワッフル発祥の町です。日本でよく見かける丸くてもっちりしたタイプのワッフルはリエージュワッフルです。四角いサクサクしたタイプはブリュッセルワッフルで、猫のたまはどちらかと言えばブリュッセルタイプの方が好きなのですが、折角、リエージュに来たなら、本場のリエージュワッフルを食べない訳にはいきません。 リエージュで一番有名な、ポルックス(Pollux)へ。ワッフルはテイクアウトのみで3ユーロから。注文を受けてから焼くのでいつも行列ができています。20分くらい並んでようやくチョコ入りのワッフルをゲット。焼き立てのワッフルは、カリカリ食感で流石に美味〜!でも、これ作るとこを見ていたけど、殆ど、バターとお砂糖、、、おいしくないわけないにゃん!
高カロリーのワッフルを食した後は、ビューラン山の長い階段を登りました。全部で373段。登り切った後の景色は、ミューズ川とアルデンヌ山脈の丘陵地帯が見えて絶景でした。
オランダへ帰るドライブの途中、リンブルク州で農家の直売所を見つけました。ちょうど、さくらんぼやイチゴが旬の時期で、ひっきりなしにお客さんが来ていました。前回、リエージュを訪れたのは、そういえば、新婚旅行の時でした。その時も、ドライブをしながら農家でさくらんぼを食べたなぁ、と甘酸っぱいさくらんぼを食べながら新鮮だったあの頃を思い出したのでした。