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たまの旅日記



2024年 09月18日
奈良で仁王像ハンティング(前編)

こんにちは、猫のたまです。

今月は国内旅行。2024年4月、オランダから一時帰国した友人のカエルのピョン子との関西ドライブ旅行をお届けします。

今回は、岡山〜直島〜奈良への旅行です。

岡山県の児島、香川県の直島と瀬戸内海エリアの後は、奈良へG O!
夕方のフェリーで直島を出て、宇野港から奈良まで、車で約3時間半のドライブ。

さて、なぜ、奈良に行くことになったのかというと、、、
カエルのピョン子は、アムステルダム国立美術館の所蔵品の仁王像のストーリーを長期で取材していて、今回の奈良行きもその一環でした。ということで、奈良での最大の目的は仁王像ハンティング。

奈良で仁王像といえば、東大寺。大仏殿もさることながら、仁王門の大きさに圧倒されました。大昔によく、こんなスケールのものを作ったもんだにゃん。東大寺の仁王像といえば、鎌倉時代の運慶・快慶の代表作。口を開けている左の像が「阿形」、口を結んでいる右の像が「吽形」。この世の始まりと終わりを意味しているそうです。「阿吽の呼吸」ってここからきているのね。

奈良で仁王像ハンティング(前編)
写真:東大寺の仁王像は、保護のためか金網がかかっていてちょっと残念。
奈良で仁王像ハンティング(前編)
写真:大仏殿の大仏様と、多聞天

奈良国立博物館の曼荼羅展にも行ってきました。大人気の展覧会だったらしく、入館できたのはラッキー。面白かったのは、世の中には曼荼羅好きな方が多いらしく、曼荼羅の前で涙ぐむ方も、、、。奥が深い、密教の世界。ここ、奈良国博にも仁王像が展示されていました。東大寺の仁王像に比べると小ぶりですが、なかなか味わいのあるお顔をしています。

奈良で仁王像ハンティング(前編)
写真:奈良国博に展示してあった仁王像

奈良で最後に訪れたのは、法隆寺。平日の午前中ということで、拝観者もまばらでゆっくり見る事ができました。世界最古の木造建築はとにかく美しかったです。

しかし、こうやって仁王像を比べてみると、時代や作者によって少しずつ形や表情が異なるのがわかります。法隆寺の仁王像は、赤く塗られていて、お寺の人に聞いたら、理由は不明なのですが、おそらくその当時の流行だったのでしょう、と答えてくださいました。仁王像にも流行があるんですね。

奈良で仁王像ハンティング(前編)
写真:法隆寺の仁王像


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たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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