D.T.I.ツアーズ

たまの旅日記



2024年 03月13日
ベルギーワロン地方への旅

こんにちは、猫のたまです。

今月は、2023年10月に行ったベルギーワロン地方への旅の記事をお届けします。

ワーテルローを出発して向かったのは、ミューズ川の真珠と称されるナミュールです。前回、ベルギーの複雑な行政について書きましたが(というか書ききれていないのですが)、ワロン地域の首府があるのがナミュールです。そう、現在のベルギーは連邦制をとっていて、フランダース政府、ワロン政府、ブリュッセル首都圏政府の3つの政庁があるのです。

ベルギーワロン地方への旅
低い山が連なるアルデンヌ山脈に広がる森は秋になると紅葉もきれいです

なので、ナミュールはそこそこ、大きな中世の町ですが、今回は、町中は行かず、ミューズ川とナミュールの街並みを見晴らすことができるシタデルと呼ばれる城塞に登りました。地形が平坦なベルギー北部と違い、南部はアルデンヌ山脈と蛇行した川が流れる変化に富んだ地形を楽しむことができます。

ベルギーワロン地方への旅
シタデルから見晴らすミューズ川とナミュールの町並

シタデルの中には、有名な香水メーカーのデルフォルジェがあります。オーナー兼香水師のデルフォルジェさんにアトリエ内を案内してもらいました。ゲランで修行し、フランス国内のコンクールでも数々の賞を取ったデルフォルジェさん。城砦の中は洞窟をくり抜いたような構造になっていて、気温や湿度を一定に保つことができるため、香水作りに最適な環境なのだそうです。歴史的な城砦内にアトリエを構えた理由を、誇りを持って説明してくださいました。

ベルギーワロン地方への旅
香水の調合や伝統的な製法について説明してくださいました

この日はナミュール郊外の古城ホテル「シャトーデラポステDOMAINE DE RONCHINNE」に宿泊しました。猫のたまのお部屋は、元々馬小屋だった建物を改装した居心地の良いお部屋だったのですが、夕食前のドリンクでラウンジに行くと、同行した女子達が大騒ぎしています。どうも、彼女達のお部屋はお城の本館の古い建物部分だったらしく、お部屋が怖いーーー、というのです。よく聞いてみると、高い天井、大きな鍵穴、使っていない暖炉、黒いカーテン、全てが怖いと、、、。確かに、霊感が強いような人には、古城ホテルのような古い建物に泊まるのは怖いのかも。たまは猫なので、何で怖いのかあまり理解できませんでした。

夕食に出されたアルデンヌ地方のハム。絶品です

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たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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