こんにちは、猫のたまです。
今月はスィーツを巡る旅をお届けしています。
さて、スィーツの旅も最終回。ベルギーの首都ブリュッセルから高速鉄道タリスに乗ってオランダの首都アムステルダムまでやってきました。正直、食に全ての情熱を捧げるフランスとベルギーの次にオランダに入るのは気が引けていました。しかし、ずっとスィーツの旅を続けてきて正直、甘いものはもうちょっと、、、というか、かなり胃も疲れてきていたので、あまり期待もしていなかったという事もあります。

しかし、意外や意外にオランダの素朴なスィーツ、なかなかいけたのです。
最初に食べたのは、アムステルダム北教会近くにあるカフェのアップルパイ。オランダのアップルパイはボリュームが大きく、また、オプションで、スラフロームという生クリームを付けられるのでランチ代わりになります。また、オランダ独特の酸っぱいリンゴを使っているので甘さ控えめな感じもおすすめです。

そして、オランダの粉物代表はこのパナクックン、オランダ風パンケーキです。フランスのクレープと大阪のお好み焼きを足して二で割ったような厚さで、生クリームやフルーツなどを載せるスィーツ系と、ベーコンやチーズなどを載せるセイボリー系があります。ピザを切るみたいに食べても良いのですが、オランダ人は、くるくる巻きにして俵状のものを切って食べます。

さて、そろそろ、スィーツではないものが食べたくなってきたアムステルダムの夜、ムール貝の白ワイン煮込みをいただきました。オランダのムール貝はこのようにバケツ一杯で出てきます。オランダ南西部のゼーランド州北海で採れたムール貝は冬がシーズンですが、時々、夏でも食べられるお店があります（多分、冷凍してあったもの）。バケツいっぱいのムール貝が運ばれてくると、「え〜、こんなに食べられなーい」と最初は思っても、白ワインやビールで煮込んだムール貝は淡白でぺろっと食べられちゃうのでした。（嗚呼、スィーツの旅だったのに、最後はムール貝になっちゃった・・・）