こんにちは、猫のたまです。
今月は海外旅行トラブル編をお届けしています。
さて、前回は、置引きの被害にあった知人と元同僚の話を書きましたが、今回は、猫のたま自身に起こった、すり被害の話です。
猫のたまは、今まで2回、すり被害に遭っています。
1回目は、2007年、オーストリアの首都、音楽の都ウィーン。楽友協会などの観光名所が立ち並ぶ旧市街、地下鉄のKarlsplatz駅を降りて、地上に出るためのエレベーターに乗った時の事。ガラス張りのエレベーターは、直前に乗り込んできた男たち数人によりぎゅうぎゅう詰めになり、身動きができない状態に。地上に降りた途端、外に向かって走り出した男たち。気がついた時には、背中に背負っていたリュックから、お財布が抜かれていました(泣)。
2回目は、2016年、南仏のTGVアヴィニヨン駅です。この駅はガラス張りの近未来的、開放的な駅で、明るく広々としています。キオスクでお気に入りの手芸雑誌Marie Claire Ideeを買って、パリまでの約3時間、コーヒーを飲みながら車内でゆっくりくつろぐつもりでした。プラットホームに上がり、TGVの車内に入り込もうとする時、やけに親切そうにスーツケースを車内から受け取ろうとする男2人がいました。猫のたまのスーツケースは、小さい軽いものだったので断ったのですが、思えばその時に肩にかけていたバッグからお財布を抜き取ったのでしょう。すぐ近くにはフランス国鉄の車掌さんがいましたが、その目の前で擦られたようです。まさにプロです。TGVが動き出してから、バッグのチェックが開いていることに気がつきました。結局、パリまでの3時間は、カード類の差し止めやらで、ずーっと関係各所と通話するハメに、、、(泣)。
自分自身が被害にあった事で、色々な教訓を得ました。
- まず、海外に行く時は、お財布を入れ替え、いつも、お財布に入っている物の中で必要最低限のものしか持っていかないことにしました(もうすぐ溜まりそうだったスタンプカード数枚を失くしたのは腹立たしかったですし、運転免許証の再発行も大変でした)。
- また、ブランド物の財布は海外には持っていかない事にしました(失くした時の損失も大きい)。
- 一番大事なのは、やはり、油断しない事。被害に遭ってからしばらくは気をつけるのですが、10年くらい経つと気が緩んでしまいます。前回のスリ被害から7年。そろそろ、気を引き締めないとですね。
- リュックやバッグは背中ではなく、お腹に抱えること。
- 現金を小分けにして分散しておくこと。
などなど。
旅行で移動中に被害に遭うのは、本当に大変です。何より、精神的なダメージが大きいですよね。転ばぬさきの杖、面倒でも、ちょっとした工夫で、皆さんもスリに隙を与えないようにしてくださいね。