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たまの旅日記



2023年 05月03日

コペンハーゲンの旧市街 Photo: Kasper Thye ©️Copenhagen Media Center

今月のたまの旅日記は、老若男女に大人気、猫のたまも大好きな北欧をお届けします。北欧家具や雑貨、最近はフードシーンでも大注目の北欧ですが、今回は北欧4カ国の首都に絞って猫のたまの萌スポット(かなり偏っています)をご紹介します。
日本では「北欧」と一括りにされていますが、それぞれ微妙な違いがあって面白いのですよ。例えば、通貨ユーロを導入しているのはフィンランドのみ、EUにはノルウェーが加盟していない、N A T Oに現在加盟しているのは、ノルウェーとデンマークだけ、など、世界地理を勉強する日本の学生さんにとっては複雑な地政学の知識が必要です(2023年3月の報道でフィンランドがNATOに正式加盟することが承認されました)。公用語も勿論、それぞれありますが、北欧4カ国は英語がどんな田舎に行ってもよく通じます。

コペンハーゲンを代表する観光名所、ニューハウン ©️Copenhagen Media Center

さて、旅の始まりは、デンマークの首都コペンハーゲン。国連が幸福度調査をすると必ず上位に入る、幸せ大国の首都ですから、街中もゆったりした雰囲気が溢れていました。コペンハーゲンといえば、人魚姫の像が有名。「世界三大がっかり」とも言われていますが、やっぱり見てみたいというのが人間(猫)の性。しかし、最近は観光客による悪戯もあい、壊されたり、ペンキを塗られたりと散々な目に遭っているそうです。

2012年にお披露目された新人魚像 Photo: Andres Sune Berg ©️Copenhagen Media Center

でも、ここコペンハーゲンでの猫のたまの最大の目的は手芸屋さんに行くことでした。刺繍が趣味の猫のたまは、日本でたまたま出会った、Fremmeというメーカーの刺繍糸に一目惚れしたのです。この糸を扱っているお店が、コペンハーゲンの中央駅から徒歩10分ほどの距離にあるSummerfuglen。実は、今回のコペンハーゲンでの滞在時間は、諸般の事情により数時間だけだったので、駅からこのお店を目指して猛ダッシュ。開店時間の午前10時前に到着するも、お店の前には既に開店を待つ地元の人々が並んでいました。日本ではいつもオンラインショップで購入していたのですが、やはり実物の色やお店の品揃えは最高。しかも、見慣れない刺繍キットなどもあり、かなりテンション高い状態で数万円分お買い上げ。大満足のコペンハーゲン短時間滞在だったのです。

独特の色合いとデザインの刺繍キットでクッションを作りました。

北欧の人たちは家の中の暮らしをとても大事にします。長い冬を快適に過ごすため、居心地の良いものに囲まれた生活があるからこそ、デザイン大国となったのですね。斬新なデザインもありますが、北欧のデザインは、どこか優しさがありほっとしたデザインが多いのも頷けます。どんな小さな町に行っても、それこそ、駅の構内にも手芸屋さんがあったりして、それだけ、代々受け継がれてきた手作りの文化がしっかり根付いているのだと思いました。


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たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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