ローマから始まったヨーロッパの絶景旅。次の目的地はドイツのフッセン。ミュンヘンから鉄道で1時間くらいの小さな田舎町ですが、ここはドイツでも人気の観光地。そう、あの、ノイシュバインシュタイン城がある町なのです。今回のルートを立てる時、テーマとなったのが「絶景世界遺産」。しかし、後になって気付いたのですが、ここ、ノイシュバインシュタイン城だけ世界遺産ではなかったのです(涙)。ここは、バイエルン王ルードウィッヒ2世により19世紀に建てられた近代のお城なのです。別名白鳥城とも言われ、ルードウィッヒ2世のファンタジーを叶えるために建てられたということで、歴史的な価値を認められなかった、というのが世界遺産に登録されていない理由だそうですが、そうは言ってもこの絶景。一目見ようと、世界中から観光客がやってきます。
山に囲まれたフッセンの町はルードウィッヒ2世が建てたお城のおかげでいつでも大混雑。でも、殆どの人がミュンヘンから日帰りでやってきます。今回の旅で工夫したことの一つに、大都市ではなく目的地の近くに泊まる、ということがあります。朝早くから効率的に行動できますし、なんと言っても田舎町の方が、ホテル代が安い!フッセンは人口15,000人ほどの小さな町ですが、歩き回るには丁度良い大きさのサイズでした。
フッセンに1泊した後は、鉄道でスイスのサンモリッツを目指します。猫のたまが旅をした2019年8月は丁度、この途中区間の鉄道路線が長期工事をしていて、迂回の鉄道ルートはオーストリアのボーデン湖経由、一部区間は船での移動でした。鉄道輸送の振替だけど、天気も良いし、のんびりクルーズ気分でした。