D.T.I.ツアーズ

たまの旅日記



2025年 12月24日
バルト三国まとめ –  バルト三国編 その12

こんにちは、猫のたまです。 

さて、バルト三国編、とうとう、3ヶ月に渡り長編となってしまいましたがとうとう最終回です。

猫のたまは、ヨーロッパの地図でずっと気になっていたことがありました。それは、リトアニアとポーランドに挟まれたロシアの飛地。バルト三国が旧ソ連から独立した後もロシア領のままで、今でもロシア軍バルト艦隊の重要な拠点となっています。そんな爆弾のような飛地がすぐ近くにありながらも、バルト三国に暮らす人たちはきっと、たくましくてしたたか。そんな印象を持っていました。

でも、N兄さんの話を聞いていると、それだけでは収まらないのがバルト三国の魅力でした。エストニア、ラトヴィア、リトアニアが旧ソ連から独立したのは、1990年代。日本はまだバブル期の終わりで、猫のたまも社会人としてブイブイ言わせていた頃です。そんな、たまが生きていた時代にそんな出来事があったなんて、、ベルリンの壁崩壊のニュースのインパクトが強すぎて、いや、遊ぶのに忙しすぎて、その後の出来事に注意を払っていなかったことに、気付きました。

それから、もう一つ気づいたこと。

2004年にバルト三国がEUに加盟してから、3カ国とも急激に人口が流出してしまいました。より賃金の高い、ドイツや北欧などへ出稼ぎに行き、そこで定住してしまう家族も多いようです。そうなると、バルト三国が誇ってきた伝統工芸や文化の担い手も減ってしまうのではと危惧しているのは私だけではないと思います。

でも、バルト三国で体験できる本物のフォークロアや伝統工芸は日本人が大好きな要素がいっぱい含まれています。じっくり、ゆっくり滞在して、旅行者としても文化の継承に少しでも役立つのであれば、「観光産業」という「産業」も悪くないな、と思いました。

最近よく聞く言葉が「スロートラベル」。バルト三国ほど、この言葉が相応しい国はないと思っています。今ある仕事を全部放り出して、ゆっくりじっくり滞在したいです。バルト三国。

最後に、バルト三国愛をたくさん伝授してくださったN兄さんに深く感謝です。これからもよろしくにゃん♡


たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。


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