D.T.I.ツアーズ

たまの旅日記



2025年 07月09日
鉄道旅とほろ苦い思い出

こんにちは、猫のたまです。

今月は、猫のたまお気に入りの街、ウィーンの思い出話をあれこれ綴りたいと思います。

2度目に訪れたウィーンは、ちょっとほろ苦いお話です。

初めてウィーンを訪れてから数年後、今度は仕事でウィーンを再訪する機会が訪れました。ユーレイルパスでヨーロッパの鉄道旅をするP Rで、日本からのプレスツアーに同行する仕事でした。

2度目のウィーンにウキウキしていたのか、楽しくて油断していたのか、ウィーンオペラ座近くの地下鉄の駅で、スリの被害に遭ってしまったのです。オペラ座の前をトラムが通るカットを撮影し、その後、地下鉄に乗ろうと駅のエレベーターに乗ったところで、数人の外国人風の男が乗ってきて、エレベーターが鮨詰め状態に。エレベーターの扉が開いた途端、その男たちがパッと走り去り、気がついたら、猫のたまのリュックの中からお財布だけが抜き取られていました。

クレジットカードや現金の入ったお財布を盗られ、手持ちの現金はたまたまポケットに入っていた5ユーロだけ、、、(涙)。引率する立場だった猫のたまは、本当に情けなく、面目なく、それまでの猫人生で一番落ち込みました。

そんな猫のたまに優しい手を差し伸べてくれたのが、同行していた鉄道写真家の大家でもあるS先生。他の参加者にも声をかけて、カンパを募り、皆んなから100ユーロのお小遣いをいただいたのです。こちらが弱っている時の温情ほど、有り難いことはありませんよね。しかも、その後、ザッハホテルで名物のザッハトルテまでご馳走していただきました。ザッハホテルのカフェでいただいたザッハトルテは、濃厚なチョコレートのほろ苦い味がしました。

スリ被害に遭ったのはまだ旅の前半でした。その後、クレジットカードは再発行してもらい、旅の後半のホテルに送ってもらえましたが、何かと不便な旅となりました。皆さんも、クレジットカードと現金はなるべく分けて持つこと、それから、リュックは人混みではどんなにカッコ悪くてもお腹側に持つことを心がけてくださいね〜!


たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。


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