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たまの旅日記



2024年 08月28日
ヨーロッパ絶景鉄道の旅編

こんにちは、猫のたまです。

今月はヨーロッパ絶景鉄道の旅をお届けしています。

オーストリア、スイス、ノルウェーの絶景鉄道をご紹介してきましたが、やはり高低差のある風景はメリハリがあって絵になります。しかし、国土の3割が海面下、地形が平坦なオランダでも紹介したい絶景鉄道があります。

オランダの首都アムステルダムから北へ約40km。ホールンという17世紀に栄えた港町があります。このホールンからメーデンブリックという村まで、車なら20分程度で行ける20kmほどの距離を1時間20分かけてゆっくりとミニSLが走ります。

ヨーロッパ絶景鉄道の旅編
車両タイプは運行日によって変わります

この路線の正式名称は、ミュージアムストームトラム・ホールン〜メーデンブリック。「ミュージアム」という名前がついている通り、使用している機関車、客車、駅や細かい設備に至るまでがコレクションの一部なのです。

働いている人たちは機関士から駅員に至るまでほとんどがボランティア。みなさん、好きでやっています!て感じです。機関車を覗いて見ると、今でも石炭を使っていてびっくり。「環境には優しくないけど、今でもこれは石炭じゃないと動かないんだ。昔、石炭は貴重で『黒いダイヤモンド』と言われていたんだよ」と機関士さんが教えてくれました。

ヨーロッパ絶景鉄道の旅編
ホールンで出発準備をするS L

そして、この路線の絶景たる所以は、お花畑を通る事です。春はチューリップ畑やたまが乗った初夏にはユリの畑が広がっていました。そして、沿線の村々や、手動の跳ね橋、時折、遠くに霞む風車や牧草を喰む牛や羊、、本当に牧歌的な風景が広がっていて心が和みます。

ヨーロッパ絶景鉄道の旅編
メーデンブリック駅近くの野菜畑

この路線は、1日1便から夏の繁忙期には3便出発します。たまのおすすめは、ホールンからメーデンブリックまでの片道を乗車して、そこからエンクハイゼンという港町まで船に乗船するというルートです。エンクハイゼンにはザイデルゼーミュージアムという明治村のようなミュージアムもあって、ここも見所の一つです。オランダ鉄道の乗車券もセットになったコンビチケットもあるので、チェックしてみてにゃん。


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たまのプロフィール

船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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